ほほえみ歯科医院の 審美歯科のページです。
ホワイトニング(ホームホワイトニング・オフィスホワイトニング等)は別ページを設けています。
ここでは 詰め物・被せ物(冠・クラウン)について主に説明いたします。
審美歯科では被せ物の名称がたくさんでてきますが・・・
歯肉が黒いのですが治りますか?
変色しないかぶせ物はありますか?
金属を使わずに白くしたいのですが・・・
審美歯科はかなりお金がかかりそうですが・・・
審美歯科被せ物の名称がたくさんでてきますが・・・
被せ物の名称がたくさん出てきます。
同じ物を指していても違った呼び方をすることがあるので 混乱すると思います。
少し整理してみましょう。
被せ物はA層とB層からできていると考えてください。
A層とB層が同じ材質の物もあれば 異なる物もあります。
・同じ物
金属だけでできた冠 FCKと呼ばれる鋳造によって作られた鋳造冠(全部鋳造冠)
金(保険外)
金パラジウム合金(通称金パラ 保険)
銀合金(保険)
金属以外で作られた物 ジャケット冠
硬質レジン・・・ HJK(硬質レジンジャケット冠とも 保険)
ハイブリッドセラミック・・・ ハイブリッドセラミックジャケット冠
セラミック(ポーセレン)・・・いわゆるオールセラミック
・異なる物
B層が金属 A層がセラミック(ポーセレン)
メタルボンド(MB,セラモメタルとも呼ばれる)
A層がハイブリッド
ハイブリッド冠
A層が硬質レジン
硬質レジン前装冠(一般に前装冠と呼ばれる 保険)
B層がジルコニア A層がセラミック
ジルコニア冠(オールセラミックの一種ではある)
B層が金属でできた物は 白くのぺっとしたオペーカーで金属色を隠す必要があります。
この時 表面のA層はこのオペーカーの色を隠し 歯の色に似せなければならないため
十分に形成(歯を削ること)ができない時は透明感がない歯になるか 分厚い歯に
ならざるをえません。
セラミックですと有る程度強度があるので 先端近くまで金属がなくてもよいので
すが 保険の硬質レジン前装冠などは金属の裏打ちがないとハセツしやすいので
結果 透明感のない歯になります。
(前装冠以外は 最後の「冠」は省略されることが多いです)
歯肉が黒いのですが治りますか?
審美歯科では普通歯を気にされる方が多いですが 小さいころから歯肉の色が気になっている方も結構いらっしゃいます。
特に笑った時に歯肉が見える方にとっては深刻な問題だと思います。
歯ぐきは 遺伝や外から刺激(喫煙や口呼吸など)によって黒くなります。
原因と対処方法をまとめてみましょう。
1.メラニンによる物
遺伝による場合もありますが 喫煙者に多く見るられます。
レーザーを使用して歯肉の表面を焼きます。
ほとんど痛みもなく表面麻酔で十分施術可能です。
1度にかかる時間は たったの20?30分です。4回程度の来院が必要です。
このタイプの方は治療により ぐっと審美性は向上します。
2.歯の根の色が透けて見えている
場合によってはかなり手ごわいです。
ほとんどは神経を除去した時におこります。
歯の土台に金属を用いた歯ではより強く変色がおこり 歯根が真っ黒になっていることも珍しくありません。
余裕があれば金属の土台(コア)でなく グラスファイバーコアをおすすめします
3.金属粉が歯肉に入りこんだ物
金属の土台を削ったり 金属の被せ物を除去する時にでた金属粉が歯肉に 入り込んだ時におこります。
レーザーで除去できる場合もありますが ひどいときはあまり改善されません。
4.歯肉の下の歯石が透けて見える
歯肉の下に歯石がたまっているわけですから このタイプの歯は歯周病に気をつける必要があります。
まずは歯石取りをしましょう。
5.メタルボンドの端に影ができる
メタルボンドにせっかく高いお金をかけても場合によっては歯肉に影ができることがあります
同じセラミック系でもオールセラミックでは影はほとんどありませんので よほど気になるようでしたら かぶせなおしをおすすめします。
変色しないかぶせ物はありますか?
変色の原因は素材自体の変質や 汚れを吸着したものなどがあります。
変質せず表面がつるつる(顕微鏡レベルでつるつるである必要があります)の素材を使用すれば 変色は防げます。
白い被せ物でこの条件を満たす物は メタルボンドやオールセラミック・ジルコニアなどの セラミック(焼き物・ポーセレン)系だけです。
金属と陶材をドッキングさせた物(メタルボンド)や 陶材だけで作った物(オールセラミック)は 表面がガラス質なので変色はありません。
最近お勧めなのは ジルコニア+セラミックでできた歯です。
ジルコニアは金属くらいの強度をもち色調も白いので十分な透明感が得られます。
詳しく知りたい方は こちら(セルコン)をご覧ください。
セルコンは当院でも取り扱っています。
金属を使わずに白くしたいのですが・・・
保険で可能な治療
小さな虫歯では 樹脂(硬質レジン)で白くすることが可能です。これは保険が効く治療です。
もう少し大きくなって隣の歯との境まで虫歯が及んだ時は場合によっては小さな虫歯と同じ素材で埋めることができることもあります。大きな虫歯では被せる必要があります。 保険の素材では割れやすかったり 歯や状態によっては金属以外選択できない場合もあります。
保険の効かない治療
ハイブリッドセラミックス(保険の歯より審美性あり)
硬質レジンにガラス等の成分の割合を増やしたもの
「セラミックス」とついてはいるが 実際は硬質レジンに近いので多少変色をおこす歯と同じ位磨耗するのでかみ合う歯を必要以上にいためません
オールセラミックス(審美的に最高)
・全て焼き上げる物
・セラミックの塊から削りだしたもの
・セラミックスの塊を溶かし鋳造の要領で作るもの
・ジルコニアなどでベースを作りその上に陶材料を盛り焼いたもの
などがあります。
審美歯科かなりお金がかかりそうですが・・・
患者様の歯の状態によって治療内容が変わります。
保険で十分対応可能なこともありますのでまずはご相談ください。
当院の2013年1月の価格(税込み)です。
ハイブリッド冠 4万円
オールセラミック 10万円
メタルボンド 7万円
ファイバーコア 1.5万円
状況(技工士に色を見てもらうとか 特殊な材料を必要とする場合)により多少変わることがあります
多くの方は実態以上に自分の歯が悪いと思っているようです。
お口の状態が正しくわかれば いらない心配をする必要はなくなります。
当院ではお口の中を写真でとり説明しています。