歯科医院を受信して気になることの1つにレントゲンがあると思います。
X線について
人体がX線のような放射線にさらされることを被曝(ひばく)といいます。
大量の放射線を被爆すれば当然人体に有害ですし 安全な範囲で用いれば 放射線も私たちの生活に恩恵をもたらしてくれます。
ではどれくらいの被爆をすれば危険なのか目安が必要になってきます。放射線から受けた影響の多い少ないの単位をシーベルト(sv)といいます。少し大きな単位なのでシーベルトの1000分の1のミリシーベルトを使ってお話します。
短期間に2000ミリシーベルトを被爆すると約5%の方がなくなります。
放射線が自然界に全くないかというとそうではなくて 宇宙からの放射線や食品などからの放射線等があり 人体は年間およそ2.4ミリシーベルトの自然放射線にさらされているといわれています。
放射線技師のような方が一年間にさらされてもよい放射線の限度は 50ミリシーベルト
小さなレントゲン写真1枚では約0.04ミリシーベルトと言われています。
歯科医院ではパノラマ写真と言って 口全体を撮影するものもありますが 増感剤が入っているので思いのほか少ないX線で撮影が可能になり 小さな写真1枚とほぼ同程度と言われています。
妊娠と線量
一番レントゲンに気をつけなければいけないのは妊婦さんだと思います。
妊娠中は時期によってポイントが異なります。
- ?3週 着床完了までは死亡(流産)のおそれがあります。
50?100ミリシーベルト以上で危険。 - 4?12週 器官が形成される時期なので奇形の問題があります。
100ミリシーベルト以上で危険 - 10?27週 精神発達遅滞の恐れがあります。
120ミリシーベルト以上で危険